伊藤洋一
住信基礎研究所
主席研究員
（伊藤さんHP）http://www.ycaster.com/
2000.1.12
いや、岡本君おめでとう。こんな立派でブルー基調の綺麗な、しかし気軽には立ち寄る気が今後なかなかしないかもしれない（ <^!^>→(x_x) ）ホームページの開設。開設時の苦労は分かるな。メールで何回も、「寝ている以外はパソコンに向かってるんです……」と言ってこられたが、それも分かる。ははは、僕はもう４年も前に通過したけどね……。
このホームページそのものに対する印象については、「同じようなことを感じている人が居るんだな……」とhttp://www.ne.jp/asahi/shin/ya/ceo0001.htmこの人の文章を読みました。そういえば、彼の運営しているkanbeiのページhttp://member.nifty.ne.jp/kanbei/は「踊る大捜査線」的な発想に満ち溢れていたな……なんて思いながら(^^)(^^ )(^ )( )( )( ^)( ^^)(^^)。
「いかがなものか……」で何か原稿はないかとな。そうだね。実はね最近４０１ｋ的な発想から、投資というものを考えたり、実際に自分のお金を動かしたりしたから、そんな話を「はなむけの文章」（たいしたものじゃないけどね）にしようかな……。ははは、「日本の機関投資家、いかがなものであろうか」としよう。
自分のお金だから最初に何を見たと思う。個別銘柄を選ぶのは面倒だから投信を買ったんだけど、見たのは「人」だよね。担当者の。何歳くらいで、国際経験はあるか、過去の運用成績はどうか。会社なんて、一定の用件を満たしていれば、どこでも良い。ファンドにとって一番重要なのは、「誰が運用しているか」というわけ。
でも、ちらっと考えたね。ありゃ、日本の会社だとこいつら４年おきに代わるのかな。成績悪くて代わるならあったり前だけど、「成績良くて、次長にしますので．．．」なんてなったら、そいつが運用を続けるにしてもそりゃ解約だなと。
どこの会社だって、「次長」っていうのは社内恋愛のあと始末までする人事の雑用係だぜ。そんなことやっている人間に、自分のカネは預けられねえ。運用がうまかったら、それで評価し、名誉あるそして高い給料を払っている会社がね、一番なんよ。
それから、あまり肥大化したファンドは考えたね。コップに大きな石と小さい石が入っていたとする。当たり前だが、大きな石を抜くと水位が大きく下がる。石はちっさいほど、水位は下がらない。だから、水位（価格）を下げないように抜けようと思ったら、大きな石はよくよく考えないといけない。タイミングを計り、周りをだまし（自分が抜けた分の水を入れてくれる奴を見つけるなど）……。
つまり、君には言いにくいけど投資の世界では「大きいこと」はいいことでも何でもないんだよ。でかくて見えやすい奴は、必ず撃墜される。ヘッジファンドも、でかくなったところから、没落する。あったりまえよ。大きい石は小さい石より数倍賢くないと市場では生き延びられない。でもさ、……。言わないよ。
だから、賢い、代わりそうもないファンドマネージャーがいて、規模がそれほど大きくなくて、そしてIT技術を駆使できて、できれば無論だけど世界のファンド・マネージャー達と緊密に情報交換できる奴がいいな……なんて探したら、いたんだな２～３人だけど。で、そこにした。
で、最初の議論に戻ると、「いかがなものか、日本の機関投資家……」。点数はめていったんだ。うーん、付利、おっと「不利」だね。すごく。だから「いかがなものか」といっても、ありゃ自ら小噴火起こして分裂出来るところが生き延びられるんじゃないのかね。そんな気がするな……。
まあ、イントロはこんなところかな。もし、君が食事を控え、僕にうまいものででも食べさせてくれるというなら、もうちょっと書き込むけど……どうする。君の健康維持の為にもさ……。
Good Luck !
