銀行員のイメージとはぜんぜん違うね
銀行 私の先輩なんかは、3年上なんですけど、ぜんぜん「まじめ」という感じじゃないんですよ。上司にもちょっとタメ口をきくこともあるくらいの勢いでガンガンものを言うんです。セールスにもそういう感じで勢いよく行ってますよ。
うちの会社で「あいつは真面目なんだよね」とか「まじめすぎるんだよね」というのは、あまりいい意味では使われないですね。「まじめなのは良いんだけれど・・・」という感じで、もっと違うものを求められていると思います。
IT 銀行員のイメージとはぜんぜん違うね。
銀行 ぜんぜん違うよ。髪なんか染めるの自由だし。
服装も、私はセールスなのでジャケットは着るけれど、赤っぽいジャケット着てるし。先輩とか、ほんとすごいですよ。「今日は飲み会なの」とか言って、特攻服みたいなの着てきたり。「ジャケット着ていれば大丈夫」とか言って。
ネールアートもやってるし。「お客さんの担当の人に、爪にお花が咲いているなんて言われちゃったー」なんて言ってたりするんだけど、すごくできる人なんです。お客さんとも仲良しになっちゃうみたいで、そういうのも特に問題はないみたい。
運営者 いいんだよ、べつに服や爪が仕事をするわけじゃないんだから。他の銀行だと、ドレスコードがあるみたいだけどね。
君が言う、その「仕事ができる」っていうのは、どういう意味なのかな?
銀行 ええとー、うちの課にメリットをもたらすということと、お客さんにメリットもたらすということ、その両方をバランスよく行うということです。
もうひとつは、その先輩はすごく勢いがある人なので、お客さんから情報をどんどん引き出すことができるんですね。で、それにしたがって、「ではこの商品はどうですか、こういう商品はどうですか?」と提案をしていって、受け容れてもらえるんです。それでどんどん売ることができるという感じですか。
銀行員らしい感じじゃないですね。気も強いですよ。
運営者 逆に言うとね、今まではそういう提案も何もせずにただ金利だけを取っていた銀行というのは一体なんだったんだろうという気がするよね。
銀行 先輩はすごくおしゃれだし、今時の女性という感じなんですけど。
IT 広告代理店の人みたいですね。
銀行 私は、先輩とは違う部分がありますから、先輩のいい部分は取り入れて、自分のスタイルを作っていきたいと思います。