新しい時代を切り開く進歩や変化というのは、周縁から起こってくるものであると言われます。この周縁というのは、必ずしも場所概念ではなく、社会階層やイデオロギーであったりするのだと思います。この考え方が表しているのは、人が集まっていてある種の集積効果がある都会には、文化を生み出す場や機会があり、またその一方それとは無関係の田舎には、田舎であるがゆえの強味があるということだと思います。
日本も今や、田舎であるアジア諸国からの挑戦を受ける立場になってしまいました。この挑戦を退け、現在の地位を保つためにやらなければならないことは何か。そのヒントは、「なぜ大阪が没落していったのか」という謎にあるかもしれないというところから話をスタートします。
日本の強さは、田舎者の強さだった
都会は都会たれ、田舎は田舎たれ
「自分たちの地域は自治する」という意識
日本版「パールハーバー」
メディアの倫理と競合が必要
書籍はマスメディアになりうるか
日本人の資産は全て「公的資金」
田舎であるアジア諸国からの挑戦
田舎者の愚直さと集団志向性
田舎者の本質とはどういうものか
おいしい部分は、田舎である中国に行っちゃった
没落した関西人のぶら下がり意識
なぜ自分を信じて、自分の力で闘おうとしない?
なぜユーラシア大陸に文明が発達したか
集団指導体制下の「権利義務関係の持ち合い」
日本人はこれからどのような生き方をしていくのか
日本人の特性自体を変えるざるを得ない
「損得勘定は好ましくない」というお役所のロジック
常に価値は変動するからリスクヘッジは当然
そもそも「リスク」の存在自体を認めていないのかも
全員が損失を負担するのなら問題は存在しない
共に堕ちて行こう、地獄の底まで
厚生労働省はヤマギシズムにさも似たり
マインドコントロールを解いてミクロの議論に目を向けよ