サブプライムローン問題に端を発した「百年に一度の金融危機」、どうなるのかまだ先は見えませんが、その一方で再発防止のためにこうなってしまった原因や犯人捜しにも目が行くようになっています。そこでまず俎上に上げられているのが「金融工学」。日経の「経済教室」に載った高安論文を肴にしてワインをがぶ飲みしながら、金融工学に詳しい飯坂さんとド素人のわたしで話し合ってみました。
使用上の注意:
かなり酔っぱらった上でのよもだ話だということをご承知の上ご覧ください。
イタリック部分は「経済教室」論文の引用です。
不良品を売りつけて億単位のボーナスとはけしからん
フラクタル理論を利用した市場の研究
ブラック-ショールズ式をそのまま使う実務家はいないが
オプションはあくまで保険ではないんですけど
船が沈む責任はすべて設計者にあるのか
「売り手責任」…悪意はないのですが
金融機関に製造物責任はないのか?
売り手でもあり買い手でもある
食品や電気製品と金融商品はどこが違う?
リーマン倒産は会計基準変更に起因する
売り手責任は仕事の欲しい弁護士が確立した
仕入れ先がウソをついていたというケースも
アメリカ不動産バブルの崩壊
住宅ローンの証券化商品のいくつかの失敗
監査法人にも適正な評価のため金融工学導入を
クオンツなしで適正意見が書けるのか
金融工学発展小史
よりリスクを少なく、リターンを大きく
01年以降の経済成長は金融工学がもたらした
売り手側にもたせるべき責任とは
人間がやる限り「全てをカバーする対策」は不可能