6月15日 「弱いものを応援するのがいいでしょう」 予選リーグのスペインー南ア戦・ブラジルーコスタリカ戦・米国―ポーランド戦、どれも後者のサポーターが多かった、それも各国のレプリカを着てまで応援する韓国人の多いこと。何故?と問う私に、韓国・忠南大学のコン先生(日韓交流協会会長でもある)はこういった。「弱いものを応援するのがいいでしょう。それが韓国人ですよ」。日本はどうだろう。イングランドーデンマーク戦は前者のホームゲームのようだった。果たして自分はどうだろう。う-む。 |
6月16日 慣れは恐ろしい。 ● スペインーアイルランド 1-1(PK3-2) スウォン 前半のオフサイド数、スペイン9、アイルランド1。それだけモリエンテスが、ラウルが、ゴールを狙ったということ。今回先発、元レアルのルイスエンリケから出るパスを受けるべく、現レアルの二人はゴールにひたすら走った。その内の一回が実り、練習中のように気負いなく点が入る。GKカシージャスもファインセーブを連発。後半レアルの同僚イエロの反則が招いたPKこそ、ロビー・キーンのアイルランド魂に負けてしまったが、カシージャスはそれを補うかのように、延長後のPK戦を見事に封じる。レアルマドリーは素晴らしい。いや、慣れは素晴らしい。 |
6月17日 「つまらない」と「つまる」の間にあるもの ●
ブラジルーベルギー 2-0 神戸 |
6月18日 If・・・ ● 日本―トルコ 0-1 宮城 もし柳沢が先発だったら、もし西澤を後半20分から出していたら、もし三都主のFKが3cmずれていたら、もし稲本が後半もピッチに立っていたら、もし森島があと10分早く出ていたら、もしトルシエがいつものダーク系スーツを着ていたら、もし雨が降っていなかったら、たぶん勝っていた。そして、もしトルシエでなかったら、たぶんここまで勝てなかった。 ●
韓国―イタリア 2-1(延長Gゴール) テジョン |
6月21日 なぜか次のこと ● ドイツーアメリカ 1-0 ウルサン |
6月22日 "I'm proud of those guys." ●
セネガルートルコ 0-1(延長Gゴール) 大阪 |
6月23日 試合はないけれど ●
諜報活動スタート |
6月25日 つれづれなるままに ●韓国ードイツ 0-1 ソウル 滞在中”ソウルワールドカップ競技場”の回りを歩いて1周した。20分ほどかかった。 試合のない日でも警官は挙動不審者に厳しい視線を投げかける。その競技場が真っ赤に染まり6万人強の”テーハミングッ”がこだまする。しかし選手は冷静に試合をした。ドイツも韓国も。審判論議の影響もあったのだろうか。極めて妥当な試合運びで、順当な結果。ドイツはわざと審判の前でファウルをして試しているようにも見受けられたが、審判も冷静。いかにもスイス人らしい。スイス国籍でドイツ語のしゃべれない小さなネヴィルもよく頑張った。累積イエローのため決勝戦に出られないのが残念。同じく次回出場停止になるバラックも意地をみせる。右でうって韓国の鉄壁GKにはじかれたボールを左でさらりと決めた。クローゼは得点王争いから脱落するのだろうか。試合が終わってヒディング、フェラー両監督が楽しそうに語らっている。アジアとヨーロッパの間にはまだまだ深い河がある。 |
6月26日 上昇曲線 |
6月29日 二人の主将の陰と陽 |
6月30日 to be continued |