■ 航空会社
とにかく運んでくれりゃあいいや
サービスなんか求めない(1)
運営者 航空会社についてはどうですかね、とりあえず鶴丸ですか。
雅子さま あまり日本のエアーは乗ってないかな。
運営者 その理由は。
雅子さま スチュワーデスさんが女の人にはあまり親切ではない(笑)。男の人に対してはすごく頻繁に対応したりするのに、女性がビジネスクラスに乗っていると、「何こいつ」みたいな。
新さん なるほどそれはそうかもしれない。
雅子さま それよりは、マイレージがいい外国のエアーとか、スチュアードが陽気なアリタリアとかね。
新さん 特にノースウエストなんだけど、スチュワーデスの年齢制限を撤廃しちゃったんだよ。そうすると、カートにすがってくるようなばあさんがやってきてね。「あれはちょっと許せんな」と。
運営者 それを言うならばKLM、乳製品を食べてかなり立派な体格になられたアテンダントの方々ですので、通路がふさがれて移動できないんですけど。
雅子さま シンガポール航空だったかな。サービスは気持ちいいし、美しいし。
運営者 あれはね、確か25歳で卒業なんですよ。その後は外国のエアーに行ったり、シンガポールの中で会社に勤めたり。でもしつけができているからシンガポールの中でもお嫁さんにしたい女性のランクで高かったりするみたい。
新さん 鶴丸でもね、バンコク便では契約で取っているタイ人のスチュワーデスがいるんだよ。これはね、うちの現地法人からもずいぶん引き抜かれたんだよ。社長秘書をみたいな人が。結構いい子が入ってるよ。
運営者 タイ航空だとそうでしょうね。タイで英語ができる人は少ないですからね。そういえば僕は、バンコクの空港でグランドホステスの連中ですけど、本当に腹が立ったことがあって、対応が悪くて喧嘩しましたよ。
新さん あれはどういうことかというと、タイの空港というのは退役した空軍の将軍がやってるんだよ。そういう権益なので、彼らは空港から金を吸い上げることしか考えてないわけ。だから免税店も高いし、中で売っている物なんかもいちいち高いわけ。サービスなんていう概念はないよ。
運営者 だから旅の記憶が、空港から出国するときに、全部マイナス方向にいってしまって、「なんて国だこの国は。もう二度とこの国に来るか」と思って、それから行ってない。
新さん それはしょうがないよ。なにせあそこには飛行場の敷地の中に空軍のゴルフ場があるくらいだから。7ホール目で耳が聞こえなくなるんだけどね。
まぁでも、飛行機はもう単に移動手段だと考えてるから腹が立たないよね。そこでサービスなんか求めないよ。サービスをしてくれないのが一番のサービスと思ってる。
とにかく運んでくれりゃあいいや。
雅子さま 電車の延長。「食事はいらないから起こさないで」っていう感じですよね。