■7月31日ひとこと 車を整備工場に持って行ったら「どこも悪くない」と言われたので、車検を通すことにした。帰りに大須観音に立ち寄りました。
■7月30日ひとこと 【保安院、中電にやらせ質問要請…社員に強制せず
中部電力は29日、2007年8月に、国主催で静岡県御前崎市で開催された浜岡原子力発電所のプルサーマル計画に関するシンポジウムで、質問がプルサーマル反対派一色になるのを避けようと、経済産業省原子力安全・保安院の依頼を受け、同社社員や関連企業などに参加を呼びかけたとの内部調査結果をまとめ、同省に報告した=読売新聞】
規制をする立場の保安院が電力会社側に立った指導をしていることが明らかになったということは、保安院の中立性に重大な疑義が生じたということなので、彼らに原発施設の規制をさせるわけにはいきません。まず保安院を潰すか、原発の職掌を取り上げて、人事的な関係のまったくない独立行政委員会を立ち上げてそこに管轄させるべきでしょう。
どうも経産省はF1災害絡みでうまく焼け太りを図ろうとしているように思えます。責任を問われて縮小されるべき立場なのに、とんでもない勘違いをしているとしか思えません。
■7月29日ひとこと 最近、木下さんがきしめんを食べるため途中下車した名駅で測った線量が0.15マイクロシーベルト/h=空間線量だけで1ミリシーベルト/年だったとわざわざ教えてくれました。自由が丘より高いと。これは土壌汚染じゃなくて、人が運んでくるものなんだそうです。
■7月28日ひとこと いま原発災害関係で福島に住む人たちだけでなく、全国の関係者が直接間接の被害を受け、大混乱に陥っています。その原因は、ずーーっと書き続けていますが、政府が放射能被害に正面から向き合おうとしないことにあります。現政権は「できればF1災害は中国の衝突車両みたいに穴に埋めて、なかったことにしてしまいたい」と思っているに違いありません。役人は伝書鳩でしかありません。もっとも経産省だけは原発災害を新たな飯のタネにしようとしている。とんでもない奴らです。
関東からこっちに避難している人に話を聞くと、だいたい実家に帰っているか、外国人と結婚しているかなんですよね。フランス人と結婚している女性は、3月のFI爆発後、旦那の会社では逃げるかどうか迷っていたところ、フランス政府からの避難命令が来たので逃げられたと言ってました。フランスは、エールフランス2機と軍用機1機を調達して、仁川との間でピストン輸送をしたそうです。アレバ社の人間はいち早く日本から待避したらしい(その後速攻でサルコジと一緒に戻ってきたのですが)。
国家というのは、国民の生命財産を守るために、やろうと思えばそういうことができるわけです。思わなければ、何もできなくていたずらに被害が拡大するだけです。
■7月27日ひとこと 昨日、食品安全委が「生涯累積線量100mSvなら大丈夫」と言ってるわけですが、下の論拠を見てみると根拠薄弱すぎて、こんないにしえの原爆話やインドの自然放射線のような遠い話で「100mSv OK」と言うのはおかしかろうと。
むしろはっきりと「科学根拠と言えるほどの根拠は見いだせなかったので、当委員会としてははっきりした基準は示せません」というのが妥当だとわたしには思えますけどね。
どうやってこのようなことが「断言」できるのか、不思議としか言えません。
疫学データには種々の制約が存在するが、そうした制約を十分認識した上で、本ワーキンググループにおいては、入手し得た文献について検討を重ね、研究デザインや対象集団の妥当性、統計学的有意差の有無、推定曝露量の適切性、交絡因子の影響、著者による不確実性の言及等の様々な観点から、本評価において参考にし得る文献か否かについて整理した。その結果、成人に関して、低線量での健康への悪影響がみられた、あるいは高線量での健康への悪影響がみられなかったと報告している大規模な疫学データに基づく次のような文献があった。
インドの高線量地域での累積吸収線量500mGy強において発がんリスクの増加がみられなかったことを報告している文献(Nairetal.2009)
広島・長崎の被爆者における固形がんによる死亡の過剰相対リスクについて、被ばく線量0~125mSvの群で線量反応関係においての有意な直線性が認められたが、被ばく線量0~100mSvの群では有意な相関が認められなかったことを報告している文献(Prestonetal.2003)
広島・長崎の被爆者における白血病による死亡の推定相対リスクについて、対照(0Gy)群と比較した場合、臓器吸収線量0.2Gy以上で統計学的に有意に上昇したが、0.2Gy未満では有意差はなかったことを報告している文献(Shimizuetal.1988)
以上から、本ワーキンググループが検討した範囲においては、放射線による悪影響が見いだされているのは、通常の一般生活において受ける放射線量を除いた生涯における累積線量として、おおよそ100mSv以上と判断した。なお、小児に関しては、より影響を受けやすい可能性(甲状腺がんや白血病)があると考えられた
また、100mSv未満の線量における放射線の健康影響については、疫学研究で健康影響がみられたとの報告はあるが、信頼のおけるデータと判断することは困難であった。種々の要因により、低線量の放射線による健康影響を疫学調査で検証し得ていない可能性を否定することはできないが、追加の累積線量として100mSv未満の健康影響について言及することは現在得られている知見からは困難であった。
<中略>
上記の評価結果に基づいて食品中のウラン以外の放射性物質についてのリスク管理を行う場合には、本評価結果が通常の一般生活において受ける放射線量を除いた生涯における追加の累積線量であることを考慮し、食品からの放射性物質の検出状況、日本人の食品摂取の実態等を踏まえて管理を行うべきである。
■7月26日ひとこと これから必要なのは、「食品の産地表示」の徹底だと思います。 みんなスーパーで買い物するときに棚の前で立ち止まって、これはどこで作っているものかと必死で確認しているわけで、他の食品を今の牛肉みたいにしないためには、自主的な線量測定か、原材料の産地表示を徹底するしかありません。
そうしないと、米ですら輸入品しか売れなくなる日がすぐに来ると思いますよ。
■7月25日ひとこと 週末また木下さんと遊んでたんですよ。四日市辺りの高速を車で通っていると、彼のガイガーが0.27マイクロシーベルトまで行きました(セシウム補正をかけているので高めに出ます)。どうやら当地では四日市や鈴鹿あたりが吹き溜まっていてホットスポットになってるのではないかと推測されています。
状況は厳しくて、土壌汚染は愛知県東部まで来ていると聞きました。Facebookグループでは首都圏150箇所の土壌調査の結果がほぼ出ているのですが、都内でトンでもない数値が出ています。昨日出た数値には驚愕しました。これは来月初めまでに記者発表の予定で、これから西日本の土壌調査を行います。
■7月23日ひとこと 警視庁捜査一課の情報漏洩、罪は守秘義務違反ですが、自分が指揮している事件の捜査内容や捜索情報を捜査している先に流すなんて、自分たちの仕事の意味を完全に否定する恥ずべき行為です。職業倫理として考えられない。
こんな途上国のようなことが捜査一課で起きるなんて、考えられないことだと思います。国民全体に対する裏切り行為。警察はここまで堕ちたのかという感をぬぐえません。
■7月22日ひとこと 当地では、三河湾に面した一色というところが鰻の産地で、みんなここの鰻を食べるんだとつボイノリオの番組でやっていたので、つボイノリオが言ってるんならまちがいなかろうとw、さっそく買ってきて食べましたよ。
【情報漏えい容疑:警視庁捜査1課の警部ら3人から聴取
品川美容外科池袋院(東京都豊島区)を舞台とした業務上過失致死事件の捜査過程で、警視庁捜査1課が家宅捜索した関係先から捜査資料のコピーが出てきた問題で、警視庁は21日、捜査1課の警部(58)が同外科に再就職していた元同僚(53)らに捜査情報を漏らした疑いがあるとして】
警視庁捜査一課までこれでは、警察はホントに終わりですね。警察では、上から下まで、公的な裏金と私的な裏金にまみれてるんでしょうなあ・・・
■7月21日ひとこと わたしがけっこう気に入っている当地のテレビ番組として、東海地方の旅番組がすごーくたくさんあるんです。よく飽きずにやってるなーとかネタがあるなーと感心するのですが、なかなか良心的な番組作りをしているし、新参者にしてみればすごく便利です。「へー、こんなところがあるのか」と。あと町情報番組も多いです。「この店おもしろそう」とか。忙しくてまったく外出できないのですが・・・。引っ越して3カ月。昨日初めて千種駅からJRに乗った。
■7月19日ひとこと 菅の居座りは、無能な奴でもトップにのし上がってしまえば平気で会社を牛耳っていられた、90年代までの日本のマネジメント構造の亡霊を見るようです。
「主君押し込め」の失敗事例ですねえ。日本の政治の貧困は、日本人の自分の属する組織に対する意識の反映であるとわたしは思っています。
■7月17日ひとこと ケンブリッジに行っている友人とスカイプで話していたら、菅の脱原発発言が本人の「思い」だけだったことについて、イギリス人から聞かれたと言ってました・・・あーあ
桂三枝が来年7月、「桂文枝」を襲名するとか。これはいい!
■7月16日ひとこと とりあえず、「国産牛」とかじゃなくて、魚と同様にどこの産地の肉かちゃんと表示していただければいいと思うんですけどね、なぜできないのかな? 輸入肉しか買えないじゃないか。
それに牛がダメなら牛乳もダメなはずなのに、誰も何も言わない不思議。
毎日毎日、放射性物質「絶賛タダ漏れ中」のくせに、よくもまあ菅は「工程表の第一ステップ終了」なんて被災地に行って言えるもんだわさ。それで仕事をしたつもりになれるのは、ある種の才能ですな。わたしにはマネできん。
■7月16日ひとこと 信じがたいことですが、福島では2.2マイクロシーベルト/時の環境下で、高校野球の予選をやっているそうですね。狂っているとしか思えません。
ふくしま総文-第35回全国高等学校総合文化祭というのも企画されている。ふつう中止でしょう、こんなの。子供の命を危険にさらして喜んでいる阿呆を初めて見た気がします。
■7月15日ひとこと 菅の「脱原発宣言」は、あくまで菅の「思い」とか「希望」であって民主党の党是ではないですかそーですか。
Tokyo Metro Radiation Lab Results Shocking! - 13-07-2011
High levels of Cesium 134(23663 Bq/Kg) & 137(28884 Bq/Kg) found in Tokyo metro playground. Lab results analysed.
柏市の道路脇土壌で、チェルノブイリ第1区分(強制避難地域)、セシウム合計341万Bq/㎡。
■7月14日ひとこと 菅が会見で「脱原発宣言」「ああそうですか。まず辞めろ」と言いたい。
このペテン師は、政権存続のためのウルトラCは「脱原発」しかないと思って、深く考えずに主張しているだけ。平気で福島の人間を被爆させ続けている人間がそんなことを言っても何の説得力もない・・・のだが、意外と脊髄反射してしまう反原発派の人間が多いのでおもしろい。ペテン師の所以ですな。
■7月13日ひとこと 桜内さんがブログに書いているのですが、菅が言い出した原発再開についての「政府統一見解」やらストレステストやらってのは、法的根拠のまったくないものなんだそうです。法律がなくても、総理が「やる」と言ったら決まりになっていくって、どこの国家総動員法だよとおもいますがね。
東電の藤井副社長に、原子力村のOBを引き連れてカチコミに行ったサンデー毎日の記事もおもしろいです。
「政府統一見解」って何だ?(桜内ブログ みんなきさいや)
■7月12日ひとこと 『ベルリンからの手紙 放射能は国境を越えて』 (山本知佳子)
木下さんが講演で紹介していたこの本を読みました。版元に600部残っていたのを市場放出したらしくて、わたしが手にしたのも初刷でした。
当時の雰囲気は、実際に読んでいただかないとわからないわけですが、チェルノブイリから1200キロのベルリンで暮らしていた日本人の、放射線被害に対する不安と焦燥、周囲との協調と軋轢が描かれています(小出先生が新聞記事に出てくるのがスゴイ)。
彼女の書いている「ドイツの森はもうダメかも」といった危惧は結果として杞憂でした。でも、関東地方はベルリンよりポイントゼロに近いし、放出された放射性物質の量も・・・
ということを前提にこの本を読むと、汚泥からの放射線検出や、母乳、魚や野菜、家畜のえさ〜畜肉からの放射性物質検出、校庭の除染、デモの沈静化など、いまの日本の進行状況と途中までは同じであり、この延長線上にこれから日本で起きることがだいたい予測できます。
・「汚染値は上がる一方、関心は下がる一方」
・ヘッセン州は、連邦政府が食品の放射線制限値を引き上げるのに反発して独自基準を設定。これに対して、放射能に関する情報・指示の権限を連邦政府が独占する「放射線防護予防法」が成立。
・10カ所ほどの都市で市民の防衛策として独自の放射能測定所を設置
・アフリカに汚染食料を輸出
・1年後、事故前後に妊娠した女性が高率の死産、出産障害を起こしていることがニュースに。障害がありすぐ死んでしまう仔牛の数が倍増。しかし政府は「因果関係なし」とコメント。
ドイツはこういう過程を経て、再生可能エネルギーにのめり込んでいったんだなあとわかりました。
■7月11日ひとこと 電力会社のような反社会的集団には、破防法適用が相当だと・・・
■7月10日ひとこと 今九電社長が辞めないということは、ヤラセメールくらいの世論誘導工作は、経産省公認でOK ということ。
「これからも、他の電力会社もじゃんじゃんやってよし」というシグナルの発信です。
九電の社長が辞めたら「今後世論工作はまかりならん」という経産相からの示達 です。
だから九電社長の首を取れるかどうかは重要なんです。
■7月9日ひとこと 今週は講演2つ。東京〜名古屋〜大阪とんぼ返り
疲れたよパトラッシュ・・・
山田恭路氏が企画したワインイベントの案内
41蔵7,000本の義援ワインによる熱い絆キャラバン! WINE BONDS ワインバンズ
■7月8日ひとこと 某社の名古屋支店で講演したんですけどね、うちから200メートル。どんだけコンパクトシティやねん!
■7月7日ひとこと 【九電 原発再開へメールを依頼
佐賀市で行われた九州電力玄海原子力発電所についての国主催の説明会で、運転再開などを巡って住民から質問を受け付けた際、九州電力が、関連会社に対し、運転再開を容認する立場でメールを送るよう指示していたことが分かりました。九州電力の眞部利應社長は「説明会の信頼性を損なう結果となった」と述べ、謝罪しました。=NHK】
これはあまりにもひどい。すべての信頼が崩れた瞬間です。この事実の報道は社会に与える影響は大きいと思いますね。
説明会を異様に限定された人数でやって、来たメールが「原発容認」ばかりで、「ほーらやっぱりみんな大丈夫と思ってるみたいですね。ほい、原発再開」って、住民をバカにするにも程があるでしょう。
それで「玄海が再開したからウチも」と、何事もなかったかのように原発花盛りになるという虚構の底が割れて、ヤラセの事実が明らかになったわけです。
これまでもそうやって来たのではないか」と思われても仕方がない。これだけの被害が出ている局面で、平気でヤラセをやっているわけですから。もう誰も電力会社を信用しないでしょう。いい加減にしろよ21世紀の日本だぞココは! と言いたいです。
「自分たちの利益を守るためには、ウソをついても、ヤラセをやっても、マスコミを操作してもよい」それが電力会社。カルトやタリバンとどこが違うのでしょうか?
情けないですよ、まったく。電力会社の体質をこれ以上よく表していることはなかなかありません。少なくとも九電社長の首は飛ばせ。じゃないと、他の電力会社に「ヤラセOK」「マスコミ操作OK」というまちがったメッセージを送ってしまうことになります。社長がクビになって初めて、「あっ、ヤラセってやったらまずいんだ」とわかる連中です。なんせ自分たちの利益を守るためなら、何をやっても、違法行為も許されると信じている連中ですから。
東電だけでなく、全電力会社を上場廃止し、まったく別の主体の管理に移行させるべきだと思います。海江田が、怒っている振りをするのではなく、本当に怒っているのであれば、電力会社株主の権利制限も可能だと思いますがね。
■7月6日ひとこと なんだあ、メディアが終わるのかと思ったら、松本龍が終わっちゃったじゃないですか。
しかし、松本を擁護する論調も多くて驚きました。「書いたらその社は終わりだから」とメディアを恫喝したことは、民主主義を真っ向から否定しているわけで、これだけでも議員辞任に値すると思います。この点を非難する人が少ないのは、やはり大多数の日本人の社会的な意識が、まだまだ中世の迷妄の中にあるということの証左だとわたしには思えます。
埼玉県三郷市の小学校の土壌から、神戸大学の先生が1キロ当たり13,812Bqの放射性セシウムを検出してるんですよ。これはチェルノブイリの強制移住区域の線量に相当。やばいです。
■7月5日ひとこと まあ、松本龍が今まで食言しなかったことのほうが驚きですけどね。
「書いたらその社は終わりだから」というのは、編集幹部がお馴染みの糾弾大会に呼び出されるということかな? あるいはそれ以上の意味なのかな? ぜひ知りたい!
核実験時代と311後の魚の汚染を比較してみた
【主要な内部被曝源であるCs-137は、1960年代の平均値が0.37Bq/kgに対して、2011年は42Bq/kgですから、すでに100倍以上に増えています】だって・・・
■7月4日ひとこと 日本の放射能問題は深刻=元内閣官房参与・小佐古氏 2011年 7月 2日=WSJ
小佐古へのこのインタビューは専門家の認識を示している、非常に重要な記事だと思います。彼がこれからアメリカや台湾で何を言うか、多少の罪滅ぼしをするつもりか、注目したいと思います。
■7月2日ひとこと 低線量の放射線を浴び続けると免疫力が低下するんだそうです。それで変な病気が流行するというのが、最初に出てくる健康被害なのではないかという見通しがあります。
■7月1日ひとこと 日テレの木下氏と、名古屋市近郊の甚目寺(じもくじ)という古刹で遊んでいました。1400年の歴史のある寺だそうです。ご住職がうちのオープンパーティーにお越しいただいたんですけど、とてもいいお寺です。7/16から甚目寺観音展が名古屋市博物館であるので、こちらにも行くつもり。尾張四観音のひとつで、来年の節分会の恵方に当たっているので、来年はたいへんらしいです。
このFacebookの「福島第一原発を考えます」グループは、5000人を突破して、同報通信機能が使えなくなったので何人かに自主的に退会してもらいました。承認ボタン地獄から開放された〜