「ものごと全部に無関心学生」の心理
まり 環境が人間を変えるんですね。もう少し危機感を持っていたほうがいいのかも。
学生だと、一方は本当に危機感を持って、自分の実力をつけて生きていかなきゃと思っている人がいるし、逆にまったくそんなことを考えてもいない人もいるんです。
運営者 その比率って、どれぐらいなのかな。
まり 意識の高い人と、そうじゃない人たちと、半々くらいかなあ。
運営者 そうすると、その、「どうでもいいや」と思っている人たちから、危機感を持って「頑張ろう」と思っている人たちを見ると、どういうふうに見えるんだろうね。
りえこ 「すごいねっ」って感じ。
運営者 でも、自分とは無関係と。
まり 無関係というか、すべてに関して無関心なんですよ。ものごと全部に無関心。
りえこ 「私が何かやっても、世の中は変わるわけじゃないし」というふうに思ってるみたい。そういう感覚で、テレビなんかも見てますよ。
運営者 それじゃあ面白くないだろう。
まり だけどホントにそうなんですよ。例えばごみを分別しましょうという呼びかけがあったとしても、意識の低い子は、「別に私がやってもやらなくても変わらないし」という感じですよ。意識の高い子は、「ちゃんと分別しなきゃあ」と考えるんです。
運営者 環境問題に関しては、大学生の意識は高いと思ってたんだけど。
りえこ それは本当、人によるんです。意識が高い人は高いけど、低い人は、全然。
それからゴミの分別については、地区によって全然人の反応が違いますよ。きちんとしてるところはみんなちゃんと分けるんだけれど、そうじゃないところはひどいです。
運営者 そういう「どうでもいいや」と思っている人たちは、今後日本がどんどん傾いていっても、なんとか生きていけると思ってるのかな。
まり 危機感がないんですよ、全然。自分の身に降りかかってくるまでは気づかないんです。