■ 公共機関
役所は基本的に、喧嘩しに行くところだから
運営者 公共機関、例えば役所とか、免許証の書き換えなんかに行って、腹が立つのは、いろんなレベルの人を一緒にして、一律に平均的に処理しようとするわけで、まあそれはそれで構わないんですけれど、滞りなくそれが進めばいいんだけど、どこかでひっかかった時に大変な目に遭ってしまうというところが不満の種なわけです。
新さん 彼らは平均的にあまねくやらなきゃいけないから、あるレベルのところで足切りしているんだね。で、予め想定した範囲の中だけで対応して、そこからはみ出てた人間は無視してしまうわけ。その時に滅茶苦茶腹が立つよね。「ま、ちょっとこのくらいははみ出していいか」というのが全くない。それで役人というのは、「公僕である」とか、「納税者に雇ってもらってる」という意識が全然ないよね。
雅子さま ないない。
新さん だけどあれ、よくよく考えてみたら、オレたちのお金で雇ってんだよね。パブリック・サーバントなんだから。「逆じゃないの、お前」と言いたいけどね。
運営者 それは、言っていいことなんですよ、べつに。
雅子さま うちの近所の西原出張所の人ってすごく動きが機敏でいいんですよ。きびきびしてて、いつもニコニコしていて、「何なんだ」っていうくらい。
自動ドアが開いた瞬間に、「こんにちは、きょうは何ですかあー」と声をかけてくれて、ここは「マクドナルドか」と思っちゃいますよ。気持ちいいですよ、西原出張所。あんなのははじめてですね。
23区の区役所に勤めている友人がいて、彼によるとひどいもんだそうですよ、夕方4時を過ぎるとみんな仕事しないし、テレビ見てて5時になったら速攻で帰ってしまうらしい。
運営者 僕が今まで住んできたところはすべてみんなたらたらしているし、言わなければちゃんとやらないし、ひどいもんでしたよ。こっちは忙しいんだから早く印鑑登録してくれればいいのに、その前に暇つぶしに来ているようなおばちゃんと延々と話を続けていたりするわけです。
新さん 役所は基本的に、喧嘩しに行くところだから。
あと、図書館も行きたい時には開いてなくて、いやだよね。漫画の「ののちゃん」にあったんだけど、図書館にいこうと思ったら閉まっていて、それに対してばあさんが「あの人たちは好きでやってるんだから当然だ」と言うんだ。「これ正しいな」と思ったよ。図書館司書なんかで、ちゃんと探してくれる人もいるんだよ。だけど、WHAT CAN I DO FOR YOU? と言う人はいない。そこが問題だよね。サーバントなんだから、そう言うべきなんだよねほんとは。