爆笑! 四酔人サイト問答
なんでサイトをやっているの(2)
運営者 師匠が「日経ビジネス」に『ネット起業! あのバカにやらせてみよう』の書評を書いてくれましたよね。あの時は1日のアクセスが普通の3倍くらいになりました。普段は100人来ないぐらいなんですけどね。「なんだこれ」と思ったんですよ。3日後くらいにまたちゃんと100人に落ち着きましたけど。それで本の売り上げが上がったという話は聞いていませんが。(笑)
かんべえ それじゃ一銭にもならないじゃないですか、って、俺もか。
田中 やっぱりサイトに「本の注文はこちらへ」というリンクを作って書店サイトに繋がないと。
師匠 何かわからなくて困ったことがあったときに、自分のサイトに書き込むと、読んでる人がいろいろメールで教えてくれて便利だよ。一発で分かるんだよ。
田中 師匠のとこはいいよなあ。1日に何人ぐらい来るんですか。
師匠 1500人。
田中 僕のところなんか、年末にアドレス帳が壊れたので泣き言を書いたんです。誰か対処方を教えてくれるかと期待してたんだけど、ほったらかし。
運営者 それ、書かないと。師匠のサイトなんか、なんの臆面もなく「あれを教えてくれ」「これを教えてくれ」と書いてるじゃないですか。
あと、師匠のサイトでは中国までわざわざ鍋を食べに行った話が面白かったのですが、あれってなんか反応ありましたか。
師匠 そうそう、大連に住んでいる人からメールが来たよ。いろいろ聞くのはね、いつも読んでいる人は心の重荷があるんだ。で、聞いてやると「教えてやろう」と重荷が取れる。読者サービスだよ。
運営者 外国に住んでる人は見てる人多いみたいですね。
師匠 日本の雰囲気を知りたいみたいだね。俺のサイトを見て、日本の雰囲気がわかるのかな。ニューヨークやヨーロッパからメール来るね。
田中 分かった気になるというのが大切なんでしょう。間違って分かってる場合もあるけど(笑)。伊藤さんの日記はある層にはとてもわかりやすい日本像なんでしょうね。
師匠 新聞も半日遅れるし、ネットだとリアルタイムだからね。個人の目から見た日本が欲しいんだよ。金融の話が多いので皆「共感」を持ってくれるし。市場関係者がやっぱし多いかな。
運営者 それって重要で、あれだけ、エンターテインメントでもないサイトを読み続けるということは、何らかの共感がないといけないってことですよね。
かんべえ 「この書き手は自分と波長が合っている」という感じがないと、読者は毎日見ないですよ。最近、そういうのをひしひしと感じるんです。更新しなかったら「残念なことである」なんて、メールが来きますので。
運営者 何それ。
かんべえ いるんですよ、そういう方が。
運営者 師匠なんかもっと図々しいから何も更新がないという日が平気で何日間も続いたりするじゃないですか。
師匠 そんなの当然だよ。
田中 いいんですかそんなこと言って(笑)。
【ご注意】 この座談は2001年に行ったものです。内容が古くなっているカ所がある可能性があることをお断り申し上げておきます。