爆笑! 四酔人サイト問答
お見合いしすぎた? 岡本呻也(4)
師匠 だから、岡本のサイトはナイストライだと思うよ。でも、あのままだと成果は上がらないと思うね。
運営者 わかりますよ。僕のところには「政治家にならないか」という話も来ますけれど、絶対にやる気はありません。というのは、政治家になる人間というのはある程度恒産をなして、さらに自分が今まで獲得した識見なり知見なりをもって公のために力を尽くそうというパブリック・マインドを兼ね備えた人間がやるべき仕事だと思っているんです。
かんべえ そんなこと言ったら、麻生太郎ぐらいしか残らないよ。
運営者 政治というのは名望家がやるものだと思いますよ。
かんべえ 大谷信盛(衆議院大阪9区)は身一つで挑戦してちゃんと当選したじゃないですか。 そういう議員がいた方がいいじゃない。
運営者 でもねえ、政治家になろうとしている人間が何をやっているかというと、政策を後回しにして選挙区で握手を…。
かんべえ 政治と政策は両方そろわないとダメなんですよ。
運営者 それはないと思う、絶対に。そこが問題なんですよ。握手している人間は、政策は作れない。
かんべえ そんなことはない。それは空論ですよ。政治を実行している人でなければ政策を作ることはできない。
運営者 僕は竹中平蔵さんがやっていることは、すごくよく理解できるけどなぁ。
師匠 へえ、案外評価が高いんだね。
かんべえ 例の「経済ってそういうことだったのか会議」はひどい本だと思うけど。
運営者 竹中さんはね、森政権の政策に対する影響力がある程度あったと思うんですよ。そういう立場にもっと多くの民間人が関与することができるようになったとしたらいかがでしょうかね。
かんべえ やらないよりマシかもしれないけど、結局物事決めるのは野中さんや亀井さんだからなあ。
運営者 彼らも今は死に体でしょう。
官僚と政治家の関係の変化をどう考えるべきでしょうかね。
かんべえ そりゃあ大きな変化はないでしょう。それは自明だと思うけど。
運営者 うーん、でもね、われわれは民主国家の一市民として、われわれの政体がどのような仕組みで意思決定を行っていて、その仕組みが不都合になったときにこれを変化させるにはどのようなプロセスを踏むべきかということを明確にしておく必要があるのではないでしょうか。それが薮の中というのはおかしな話だと思いますが。
【ご注意】 この座談は2001年に行ったものです。内容が古くなっているカ所がある可能性があることをお断り申し上げておきます。