テレビでここのところやっている「ニッポン持ち上げ番組」が気持ち悪いというネット上の言説をよく見ます。親中派の連中がことさら書いているのが目についてむかつきます。
でもねえ、わたしなんかイタリアの片田舎のバス停に座っていたら、ウォーキングしていたイタリア人がわたしの顔を見て引き返してきて、「お前日本人か? 日本の電化製品すごい。日本食おいしい。日本のアニメおもしろい。今度日本行く」と言われたりするけど、いつものことなので驚きませんけどねえ。
トイレを借りたカフェのオーナーや、郵便局のオバチャン、空港のチェックインカウンターのお姉ちゃんにも同じように言われますからね。もう馴れちゃってなんとも思いません。自分らにできないことをやる連中を尊敬するのはふつうのことです。わたしだってそうだもん。
その度思うのは、「中国人がこのように言われる日は永久に来ないだろうな。あと、多くの中国人は日本人とまちがえられて持ち上げられて不快な思いをすることが多いんだろうな」ということ。お気の毒なことです。
日本持ち上げテレビ番組は、嘘は言ってないですよ。ただ、自分たちが知らなかったことを脚下照顧してるだけで。
日本は世界に、好ましい価値を提供しています。それは客観的に見て事実だし、そのお膝元である日本には、優れた価値があるのは明らかなこと。ただ日本人自身は馴れているからふだんは気づかないだけ。
誇る必要はないけれど、その価値は知っておいて悪くはない話なのに、必死になって否定したがる人たちがいるのは、実に不思議なことです。
そういう人たちは、いったいどこの国の、どういう価値がいいと思ってらっしゃるんですかね。ぜひ教えていただきたいものです。
なんなら、中国でも同じようなテレビ番組作ればいいじゃないですか。抗日ドラマ並みに創作すれば、2~3週間は持つんじゃないの?