新日本人のネットワーク運営力■
3.ネットワークを自分で構築し、運営する能力を持っている
・参加者共通のテーマ・目標・文化をつくる
・ルールブレイカーを毅然とした態度で排除する
・根回し、気配りで場を盛り立てる
ではネットワークの特性をよく理解したとして、自分がネットワークを構築し運営するためにはどのような能力が必要だろうか。
基本的なコミュニケーション能力や、もともと知り合いが多いこと、参加者の自発的な発言や参加意識の呼び水を上手に向けるスキルというのは当然として、ネットワークを維持拡大していくための最大のポイントは、参加者間に一定の「求心力」を保たせることである。それは「組織としての独自性を維持つつ、如何にして外部に対してオープンな姿勢を持たせるか」という命題に対する最適解と言えるだろう。それこそが、ネットワーク・コミュニティ構築のキーファクターなのである。
たいていの場合は、「コミュニティの掲げるテーマに対して、どの程度の条件を備えた参加者を受け容れるか」、が第一関門であり、次に運営していくうちに拡散するテーマをどのようにコントロールするか、参加者の新陳代謝をどのように演出し、独自の魅力を保ち続けるかが運営者の腕の見せ所になる。