社内闘争---新日本人は必ず勝つ、ムダな抵抗は止めよ
新日本人vs 旧日本人 これからこうなる
「新日本人型組織」へ変わるか、つぶれるか、選択肢は2つしかない。
新日本人の覚醒
それでは今後、新日本人と旧日本人の社員の間にいったい何が起こるかについて考えてみましょう。
これまでも日本企業の中には、新日本人と旧日本人がいましたが、そんなにいがみ合わずに共存していました。なぜならまだ新日本人の側にも「自分は新日本人である」という自覚が芽生えていませんでしたし、もし利害が衝突するような局面があっても、「けんかをせずに仲良くやっていけるのならそれに越したことはない」と、新日本人側が妥協してきたからです。
しかしもはや、妥協は許されない状況になってきました。旧日本人は、「こんなに不況では、儲からなくても仕方がないよ。株安で含み益はなくなるし、銀行は厳しいし、東南アジアは安値攻勢をかけてくるし、じたばたしたってしかたがないじゃないか」とごまかしていますが、そういう状況下でもなおかつ利益を出せるように会社をコントロールするのがマネジメント層の仕事であり責務です。いいわけをする時点で、その地位には不適格であるといわざるをえません。いいわけをするよりも、「どう変わるべきなのか」を必死で考えるべきなのです。
現在、経営が傾いている多くの日本企業では、こうした環境変化の直撃を受けて収益が低下し不良債権が増加しています。しかしそのホントの原因は、仕事をしないぶら下がり社員が増えているからなのです。彼らは「景気が悪い」とボヤキますが、それが問題なのではありません。ぶら下がり型の旧日本人社員が増えたことが儲からない原因なのです。彼らこそ歩く不良債権です。このような悪循環にはまっている会社を「旧日本人型組織」と呼ぶことができると思います。これは現在の全企業の、まあ7割方に該当するでしょうね。
しかしどんな組織にも、どんな年代層にも新日本人社員は存在します。おそらくこのサイトを読んでいるあなたがそうでしょう。新日本人は現実を把握する力を持っていて、「何かがおかしい」と直感的に問題を認識しますから、社員は旧日本人の横暴とマネジメントの不在に耐えかねて行動を起こすしかなくなるはずです。
最近も、某航空会社でそういうことが起こっていますよね。