【STEP3 システムを変える】
読み筋通りに旧日本人を打ち倒すことができても、勝利の美酒に酔っている時間はありません。時を移さず予定していた大胆な社内改革に手をつけるべきです。もたもたしていると旧日本人はゾンビのようによみがえってきて、また改革の妨害をし始めてしまいます。改革策は個人個人に自立を促し、合理性に裏打ちされ、顧客と市場を尊重するものでなければなりません。そしてそのとき限りでなく、今後だれがリーダーになってもずっと継続可能な仕組みである必要があるでしょう。
そして新日本人的なシステムに変えても、それを運用する人たちの意識が旧日本人のままではまったく意味がありません。社員全員が新日本人的な振る舞い方をするように意識改革しなければ、会社を新日本人型組織に変えることはできないのです。なんとかうまくシステムと社員の意識を変更に成功したら、あとはガムシャラに頑張って市場での勝利を手にするよう一直線に進むだけです。