争点をつくり揺さぶりをかけろ
いよいよ旧日本人との間の戦端が開かれるときがやってきました。目標はあくまでも彼らの無力化です。
旧日本人側も自分たちとまったく違う考え方を持った新日本人勢力には畏怖の念を持っています。業績も良くないし、さすがの彼らもいまは弱っています。正面から対決してヘゲモニーを奪取すべきです。みなさんの個々の状況はバラバラでしょうから、以下には一般論を述べます。その中から、ヒントを探してください。
いちばんむつかしいのは、社内を二分するように争点をつくることです。このきっかけづくりとタイミングをはかるセンスがなければ、闘争には向きません。うまい争点を見つけて有力者や同僚を動かし、問題を盛り上げてください。
そしておおいに、敵に揺さぶりをかけるのがよいでしょう。旧日本人が心理的に寄りかかっているものを否定するのが、最大の効果を発揮するはずです。それは数の力です。もしあなたが多くの仲間のオルグに成功していれば、「これだけ多くの社員があなたの判断にNOを突きつけてますよ」ということを示せば、定見を持たない旧日本人はかなりのダメージを受けるはずです。
旧日本人はそういう雰囲気があらかじめわかっていますから、なかなか争点をつくろうとしないかもしれません。であるならば、旧日本人の習性を利用して敵をタコツボから引き出すべきです。彼らが嫌がることを突き付ければ、旧日本人もテーブルにつかざるを得ないでしょう。旧日本人がいちばん嫌がるものは、秩序や序列の乱れです。オープンブックマネジメント(数字をガラス張りにして、一般社員にも経営者の視点でものを考えるようにすること)や360度評価などといったマネジメントの改革はよい方法かもしれません。