抵抗するなら相手の地位を剥奪せよ2
返り血を浴びることもあるかもしれません。残念ながらこれは致し方のないことです。それを嫌がっていては、改革は行き詰まってしまうでしょう。「本来であればこんな政治的なことはしたくない」と思われるかもしれません、しかし「いったいどちらが、顧客によい商品を提供する努力をしているか」を考えたら、大義名分は立派に新日本人側にあるのですから、そのような立場に自分追い込んだとしても後ろを振り返らずに相手の実権をもぎ取るべきです。でなければ会社がつぶれてしまうのです。新日本人は「俺がやらなければ誰がやるんだ」という固い決意で闘争するしかありません。
必ず自分がリーダーシップを取ることに固執する必要はありません(自分が何かの地位に就くことを目標にして闘ってはなりません)。目的さえ達成できればいいのですから、敵対派閥であろうがなんであろうが、利用できるモノはすべて利用して、改革のためのネックを取り除くのです。妥協できる部分は妥協すればよいでしょう。敵が地位に固執するのであれば、名目上の地位をやってその代わりに実権を押さえればいいのです。
決して容赦してはなりません、なぜなら相手の復活の芽を完全に摘み取っておかなければ旧日本人はゾンビになって這い上がってくるからです。そしてまた甘いエサを巻いて自分の仲間を集め、新日本人に敵対しようとするでしょう。
この闘いの結末は、殺るか殺られるかしかないのです。