外国に行くと、「ああ、やっぱり日本とは違うな」と思うことは多いのですが、そこに現れるようなわれわれの意識に深く根ざした文化が、われわれの判断や行動を規定していることはまちがいありません。しかしこの15年来の激動期に、日本人の意識には大きく変わったところもあるように見受けられます。何が変わって、何が変わっていないのかを見極めるため、まず文化について考え、次にこの15年間の日本の来し方を振り返ってみましょう。飲むほど、喋るほどに酔っぱらいつつ・・・。
ちょっと大上段に構えて・・・文化について語ろう
特攻精神と「ジャパン・クール」は底がつながっている
日本人の思考回路とは
全体最適と機会費用
文化がその国民のパフォーマンスや成長の限界を規定する
見切られていた過去の15年間
「大蔵省ビンのふた論」
ルールに従う文化がないから「いじめ」が起きる
人治主義には便利な側面もあった
パラダイムシフトは予見できた
日本はいつ「豊か」になったのか
「バブル・暴走・不正」から改革へ
「会社は誰のものか」一般認識の根本的誤解
日本企業を変えた一セットのコンセプト群
小泉登場
竹中-木村は何をしたのか
「何が正しいのか」ではなく「誰が言ったか」を問う体質
地位が上の者の無謬性以外には支配の論理がない
相撲 まさに日本。まさに国技
社会保険庁横領 なぜ裏切り者を訴えないのか
よそ者が入ってくるくらいなら死んだ方がマシ
「いじめ」考
他人や自分をいじめることにどんな功徳がある?
日本文化の強みは田舎から都会文化への過渡期ナナに発揮された
系統金融機関の構造はまちがっている
遵法意識のない役員の存在はおかしい
会社法クイズ 取締役や社長を選ぶのは誰か?
「社長解任」を年中行事にしよう
自らの信ずるところにより職責をまっとうせよ
株主代表訴訟のリスクが役員の意識を変えつつある
「田舎者だからしようがない」では日本は没落する